ALD2015 Preview その1

今回のALD2015国際学会で興味深そうな案件(主観です!)を列挙しておこうと思います。

ALE Workshop、つまりAtomic Layer Etchingという原子層をエッチング(除去)する技術の専門部会が設けられています。最先端デバイスの開発の一端が学べそうです。発表者(共同開発者を含む)を羅列してみると以下のようです。
デバイスメーカー:Intel, IBM Research(Maryland大学), STマイクロ(CEA-LETIと共同研究)
装置メーカー:東京エレクロトン、アプライドマテリアルズ、日立ハイテク(日立製作所と共同研究)、Lam Research
研究機関:Eindhoven大学(ドイツ)、Colorado大学(米国、ALDで有名なDr. Gorge Smith先生のチーム)、東北大学の寒川先生、Maryland大学(米国)、名古屋大学(日立製作所と共同研究)、Naval Research Lab, SungKyunKwan大学(韓国?)、MIT、Delaware大学(米国、エアーリキード(薬品メーカー)と共同研究)

SiO2, SiNxなどエッチングで半導体の話が主となるはずですが、個人的にはEindohoven大学のSpacial (空間的)ALEのコンセプト発表とMITのAlGaN/GaNのエッチングは面白そうです。